2021年冬 完走ドラマの感想まとめ
あっという間に4月に突入してしまいました。
そして、気づけば来週から続々と新ドラマがスタートします。
例年より休憩タイム(クールとクールの間の休みを私はこう称しています)が短く感じるのは気のせいですか??
私が天国と地獄、俺の家の話を引きずっているからですか??
だってどっちも素晴らしかったもんね〜〜!
感想まとめられなくて今日まで来ちゃいました。なんならまだまとめられていません。この2つは追々書き足していくとして、とりあえず2021年冬ドラマ完走ドラマについての感想(だじゃれ?)総括(?)いってみます!!!
- 監察医朝顔
- オー!マイ・ボス!恋は別冊で
- ウチの娘は、彼氏が出来ない!!
- 知ってるワイフ
- ドリームチーム
- 俺の家の話
- 書けないッ!?〜脚本家 吉丸圭佑の筋書きの生活〜
- 天国と地獄 〜サイコな2人〜
- ゲキカラドウ
監察医朝顔
フジテレビ 月曜21時
2019年にシーズン1が放映された作品の待望の続編。しかも、月9で2クール。またあの4人に会えるんだと、楽しみに、楽しみにしていました。監察医朝顔の良さは、あくまで「日常」にフォーカスをあてていること。家族の日々の暮らしを丁寧に描きつつ、震災で負った心の痛みにも向き合い、人々の生活に寄り添ってくれる。法医学に興味があることもあって、そのクールでも特に好きなドラマだった。
それに比べてシーズン2は、仰々しい予告、度重なる不運等々で視聴者の関心をひこうとしているような感じがしてしまって……。
続編だから、シーズン1と同じことの繰り返しでも飽きられてしまうだろうし、ある程度インパクト重視になるのは仕方ないとは思いますが、前作の良さが薄れてしまったような気がして何とも言えない気持ちを抱きつつ見続けていました。
それでも終盤は、ああこれが見たかったんだ、という監察医朝顔らしさが戻ってきてくれて感無量。終盤は泣きすぎて頭が痛かった。俳優陣の演技も素晴らしく、架空の世界を生きる一家なのに、思わず彼らの幸せを願いたくなってしまう。朝顔、桑原くん、つぐみちゃん、平さん、どうかお元気で。また会う日まで。
主題歌の朝顔(折坂悠太)が、また絶妙なタイミングで流れるんですよね。それがまた涙をそそる。ただ、ドラマで流れる続きがあって、そこのインパクトがなかなか強めでびっくりしました。興味ある方はフルで聴いてみてください。途中から挿入歌として加わった鶫も涙腺アタック曲。
「丁寧に作ったドラマを届けたい」というスタッフの気持ちが伝わってきた良作でした。
オー!マイ・ボス!恋は別冊で
TBS 火曜22時
通称、ボス恋。ひょんなことから出版社で働くことになった主人公が、恋に仕事に悩みながらも成長していく様を描いたドラマ。って、既視感ありありありのすけ。最近TBS火曜22時はこういう路線が多いなあ。
同じような展開だった恋つづは、同じように突っ込みつつももうちょっと楽しく見られてたはずだったんだけど、ボス恋は突っ込むのも疲れた(?)というか、そりゃないぜ、っていう展開が多くてなんだかな〜という印象のまま終わってしまった。 中沢のおかげでなんとか完走できました。
出版社ものってお仕事ドラマとしても見応えあることが多いから、「出版社が舞台」ってだけで見始めたドラマが、途中から中沢を好きになって中沢目当てで見るようになって中沢の幸せを願ったドラマになった。よろしければ、中沢への愛をつづるこちらのブログもどうぞ↓↓
ウチの娘は、彼氏が出来ない!!
日本テレビ 水曜22時
通称、ウチカレ。始まる前は、菅野美穂と浜辺美波の親子役!!!ってワクワクしていたけど、失礼ながら最初のうちはドラマの雰囲気が全体的にテンションが空回りしている感じがした。タイトルから、母親が娘に彼氏ができないのを案じて右往左往する話かと思ったらそうでもなかったし…。
空ちゃんの「オタク」の描き方がテンプレートすぎるというか、今どきあんなあからさまに「我オタクなり!」というキャリケースごろつかせて町中歩く人いない……よね?そもそも浜辺美波ちゃんがオタクでも陰キャでもコミュ障でもかわいいは正義なので!!って言いたくなるのも本末転倒なような。あとは、たまに北川さんがこのセリフエモいでしょ、と言わんばかりに書いたであろう言葉が宙に浮いているようにも感じてしまった……。
ただ、空と光のピュアな関係はとてもよかった。やれキスだのハグだのすれば胸キュンするだろ〜〜、っていう風潮にヤレヤレ、という気持ちでいたので、北川さんの真骨頂を見た気がする。さすが恋愛ドラマの名手。
徐々に前述した空回り感も薄れていったし、終盤トヨエツを出してくるのはズルいですね。トヨエツのおかげで最終回まで駆け抜けられました。
知ってるワイフ
フジテレビ 木曜22時
最初は視聴ドラマリストに入れてなかったんですが、1話が終わるやいなや、「元春!!!!」が話題になっていて、こりゃドラマ好きなら見なきゃいかんだろうということで視聴開始。ま〜〜たしかに、「元春!!!!」って言いたくなりますね、これ。
最終的には元サヤに戻ったのでめでたしめでたし、なんでしょう。
よかったね!ハッピーエンド!的な感想が溢れていたし。
でも私はハッピーエンド……なのか??と何とも言えないモヤモヤが残ってしまった。タイムリープものが好きだから、自分にも刺さるかなと思っていたのになんでだろう。……としばらく考えてみました。
そして、1つの答えにたどり着きました。
たぶん今まで見てきたタイムリープものは、主人公が、自分が過去を変えたせいでだれかが不幸になってしまったからそれをなんとかしようとする、といった感じで、主人公が自分のことを反省する描写があったものが多かったんですね。だからこちらとしても、そりゃ悩むよ、わかるよ〜〜って感情移入してラストにも余韻が残っていたと思うんですよ。
それが元春の場合、結局、自分が悪かったことは認めたにしろ、タイムリープをして他人の人生ルートを変えてしまったことを後悔する素振りはなかった(私が見逃しているだけかも)ので、最後まで自分本位なところが冷めてしまったのかなーーなんて。
ラストもアイロンくらい自分でかけたらいいのにさ。心入れ替えたなら、ササッとアイロンして、いってきます!でいいのに。アイロンまで妻にやらせる夫ってさ………と愚痴がとまらない(笑)いや、あのシーンはアイロンと食事を取り替えることで、夫婦がお互いにフォローしあえるようになったことを視聴者に伝えるために必要なんだってことはわかっています。わかったうえでこんなあら探しみたいなことしてしまう自分がいやだ!!(笑)
橋部さん脚本のドラマは好きなもの多かったんだけどな、残念。
ドリームチーム
NHK総合 金曜22時
世代も性格も境遇も異なる女性陣が、時にはぶつかり、時には励まし合いながら、それぞれの居場所を探していく物語。
モラハラ旦那にブチギレ寸前になり、キッチンカーが走り出してワクワクしたところまではよかった。そこから、エッ!廃業するんかーーい!と突っ込んだところもよかった。
てっきり、キッチンカー成功してめでたしめでたしっていうよくあるパターンだと思っていたので。
そこからラストにかけて新たな仕事をスタートさせたところから、そんなにうまくいくかーーい!!と駆け足&ご都合主義な感じがして残念な気持ちに。
でも、「だいじょばない(大丈夫じゃない)」というセリフ1つで、ここまでジーンときたドラマは初めてかも。大丈夫大丈夫っていってやり過ごそうとしてきた主人公が、大丈夫じゃないって言えたことは、とてもとても大きな進歩。そして、そんなふうに主人公を変えたのは、大人になってから出会った、世代を超えた「チームメイト」。なんだか大人になるのも悪くないって、そんなメッセージを受け取った気がした。「あの子になりたい人生だった」「でも、今の私の人生も、そう悪くないよ」……こんな感じかしら。
終盤から出演した釈由美子with「スカイハイ」、狙ってやってますよね?まんまと笑いました。こういう小ネタ仕込みだいすきで〜す!!
俺の家の話
TBS 金曜22時
宮藤官九郎と長瀬智也のタッグ、見たかった。ずーーっと見たかった。この2人が組んだドラマに、ハズレはありませんから。でもそれが、俳優・長瀬智也が(一時)(※長瀬くんがいつかまた戻ってくる期待を込めてあえて一時にしています)表舞台から退くラストドラマなんて、どんな心境で見ればいいのか、寂しさと面白さと悲しさと楽しさと、(愛しさと切なさと心強さと??)毎週ぐちゃぐちゃの感情で、ラストもまさかまさかの展開で。ちょっとまだ気持ちの整理がつかないです。惜別、ってこういうときに使うのかな。
書けないッ!?〜脚本家 吉丸圭佑の筋書きの生活〜
テレビ朝日 土曜23時半
書けないの感想はすでにこちらにアップしています↓↓
天国と地獄 〜サイコな2人〜
TBS 日曜21時
このドラマ、どこから語ればいいのやら。森下さんのすばらしい脚本に、綾瀬はるか、高橋一生をはじめとするキャストの熱演が加わると、こんなにもすばらしいドラマができるのかと、本当に驚いた。オリジナル作品でここまで毎週楽しみに(私の毎週楽しみメーターは、そのドラマをリアタイ視聴するために用事等をマッハで終わらせる気持ちが芽生えるかどうか)したのはいつぶりだろう?
俺の家の話同様、あそこもよかった、ここもよかった、って話し始めると、それだけで1記事消化しちゃうのでここでは割愛しますが、本当に本当にすばらしいドラマでした。
結果論として今更言っても後出しジャンケンだけど、私は陸(柄本佑)の同僚に迫田さんをキャスティングした時点で何か関係してくるんだろうな〜と思っていたので、やっぱりきたかーー!!!と一人で興奮していました。いつか、気持ちの整理がついたら、俺の家の話と一緒に長々とした感想ブログをあげたいです。
ゲキカラドウ
テレビ東京 水曜深夜
深夜の飯テロ番組大好きなので、軽い気持ちで録画。辛いもの得意ではないんですが、桐山くんの食べっぷりがきもちよくて、毎週視聴を決定。毎週辛そう!でもおいしそう!な料理が出てきて、飯テロされてました。
そのほか完走はしていないけどたまに見ていたのは、
もはや定番な相棒(テレビ朝日・水曜21時)と、
青のSP(スクールポリス)ー学校内警察・嶋田隆平ー(フジテレビ・火曜21時)
女性教師が男子生徒にセクハラというか性犯罪レベルなことをしていて、こんなん令和に放送して大丈夫?って心配になってしまった。ほかの回もわりとぶっ飛び展開多くて、ある意味すごく印象的だった。
とまあこんな感じで、蓋を開けてみれば毎日何かしらドラマを見ていた冬クール。期待値以上の楽しさを提供してくれた、俺の家の話、天国と地獄には心から拍手をおくりたいです。
ちなみに見ればよかったなと思ったのは
ここは今から倫理です。
その女、ジルバ
見たかった〜〜23時以降のドラマ見逃しがちなので注意せねば。
日テレの土日ドラマは最近の続きはHuluに悶々としてしまうので見ないようにしていたけど、次クールはそうもいかなそう。1日24時間じゃ足りないよ、どうしよう!!!!
春ドラマよこんにちはまで、あと数日。みなさん、春ドラマも楽しみましょうね〜!!